お客さんはどんな不安を抱えているか?
 これから住宅を建てよう、リフォームしたいなあ、等と考えている方々はどんな悩みや不安を抱えているのでしょうか。想像したことがありますか?きっと「ありますよ!」と答えるでしょうね。でも実際のところどうですか?本当にお客さんの気持ちで考えたことがありますか?


 お客さんは、あなたが想像している以上に不安と悩みを抱えていらっしゃいますよ。だって住宅は新築は勿論、増築やリフォームだって普通の買物よりも高価ですよね。何十万、何百万、時には何千万円という買物ですから、気を使うのも当然の話です。車だってカタログを取り寄せ、他人の評価を参考にし、そして検討に検討を重ねて購入しますね。

 商品を手にとって見られる、そして試乗できる車でさえ念入りに検討するのですから、住宅の場合、その数倍慎重になって当然ですよね。但し、住宅でも、建売り住宅やプレファブ住宅、ハウスメーカーの住宅の場合であれば展示場がありますから少し不安感や悩みは少ないでしょうが、一般の注文住宅等の場合は<見えない商品>を注文するわけですから不安だらけ、悩みだらけで当たり前ですね。
 
 重要なことは、そこであなたがどのような解消方法について考え、そして実行したか、ということです。
 お客様の気持ちが理解できたとしても、小さな工務店では展示場など持てないもん、と言い訳して、何の行動も起こしていないのではありませんか?

 もし、そうだとしたらそのことの方が問題なのです。
 繁盛店になりたいのであれば、工務店経営者は、そんなお客さんの不安だらけの気持ちを汲んで直ぐに
行動を起こさなければなりません。でも、分かっていてもなかなか腰を上げない経営者が多いのです。
 先ず、どんな悩みや不安があるか、思いつくものをすべて紙に列挙してみて下さい。 さあ、始めて!

 ・最初、誰に相談した良いかわからない
 ・工事費の目安がわからない
 ・工期がどのくらいかわからない
 ・自分の意図が伝わるだろうか、希望する家が出来るだろうか
 ・工事施工者を選ぶ基準がわからない
 ・トラブルを少なく施工するには
 ・税金等どのくらいかかるのだろうか
 ・資金調達の方法は
 ・住宅性能の保証は?
 ・法的な知識はないけど大丈夫だろうか  
 等々挙げればきりがありませんね。まだまだあるでしょう。本当に不安や悩みは尽きないのです。
 
 ここで閑話休題。
 「信頼できる建築士に依頼すればいいじゃない」 もし私がアドバイスするとしたらこう言うでしょう。
 (誰ですか、我田引水と言うのは) でもお客さんはこう言うでしょうね。
 そんな建築士はどこにいるの?
 (ここにいるじゃない。これも我田引水?)
 設計料って高いのじゃあないの?
 (いいえ、そんなに高くないですよ。安心してイイモノを手に入れるためのコストと思えば安いですよ。
 (これも我田引水?)
 でも、設計料って余分?よね。これでは疑問や悩みが余計に増えたじゃあないの、
  こういうお客さんのニーズに応えて上げるのが工務店の役目ですよ。
 
  良いですか。
  不安・疑問・悩みが出尽くしたら今度はどうすればそれを取り除けるか、ということを考えることです。
  お客さんの限りない不安・疑問・悩みに先ず答えてあげ、安心して相談できる仕組みを持つ工務店に
 なること、これが中小工務店が繁盛店になる第一歩ですよ。その仕組み(システム)が出来れば、きっと
 お客さんはあなたの処に相談にみえる筈です。

  ハウスメーカーや大手プレファブメーカーのように展示場なんか持っていないからと、あきらめてはいけ
 ません。 言い訳ももうやめましょう。 それに代る方法はいくらでもあります。 難しいこともありません。
 地域のことを良く知っているのはあなたなのですから。
 この次はその仕組みづくりの方法やヒントについて説明しましょう。

                                  (つづく)
                            
                      
                                      
 

 Vol-2